ウェブブラウザ開発ブログ
 
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「Ancia Chrome」が窓の杜大賞にノミネート

「Ancia Chrome」が窓の杜大賞の一覧にノミネートされました。 まだ作りが甘い部分もありますが、Ancia Chrome がここまで開発を続けられてきたのは、不具合など報告していただいた皆様のおかげです。 ノミネート作品には、7-Zip など非常に有名なソフトもあります。これを機会にお世話になっているソフト・役に立ったソフトに投票してみてはいかがでしょうか。 自分は 7-Zip に大変にお世話になっているため(自作ソフトでも LZMA ライブラリを使用)、LZMA なしではソフトの作成はできませんでした。 7-Zip あっての Ancia Chrome ですので自分のソフトに投票したいところですが、7-Zip に投票しようかなと思っています。 投票ページは以下のページからとなります。 【2016年 窓の杜大賞】窓の杜大賞 概要 - 窓の杜 ※ 締め切りは2016年12月16日(金)正午までとなっています。
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Chrome 系ブラウザへの PPAPI版 Flash のインストール方法

Chrome 系ブラウザ(Ancia Chrome 含む)では、初期状態では Flash が再生できないものがあります。 Flash の再生には PPAPI版 の Flash インストールが必要であり、手順をまとめておきます(記載日:2016年4月9日)。 1) Adobe Flash Player インストールのページを開く https://get.adobe.com/flashplayer/otherversions/ を適当なブラウザで開きます。 2) 開いたページで、手順1と手順2を選択する 手順1のオペレーティングシステムを環境のOSを選択します。 手順2で「FP 数字 for Opera and Chromium - PPAPI」を選択します。数字は最新の Flash のバージョンが表示されます。 3) 提供オプションを任意で選択する インストールで追加のソフトウェアを入れるかの提供オプションがありますが、任意です。提供オプションはチェックオフでもインストール可能です。 4) 「インストール」ボタンからインストーラをダウンロード 「インストール」ボタンからインストーラがダウンロードできます。2016年4月9日では、flashplayer21pp_xa_install.exe がダウンロードファイルでした。 あとはダウンロードしたインストーラを実行すれば、PPAPI版 Flash のインストールは完了です。インストールでOSの再起動は不要でした。ブラウザの再起動は必要です。
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Windows Update後にFlashが原因でCrashする(1/4 対処法追記)

Flashのsecurity updateで20.0.0.267が公開されましたが、IEコンポだとCrashする現象が出ています。 Adobe Flash Player 20.0.0.270 - 脳脂肪のパクリメモ http://d.hatena.ne.jp/noushibou/20160102/1451724506 Crashが対応された20.0.0.270は、下からインストーラがダウンロードできます(Windows7)。 Adobe Flash Playerの配布 | Adobe http://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/distribution3.html Windows10、8.1の場合インストーラからでは更新できず、Windows Updateでの更新を待つことになります。 Adobe Flash Player 20.0.0.270 Update on 02 Jan. 2016 | Volitional Engineering http://winveg.com/win/adobe-flash-player-20-0-0-270-02-jan-2016/ 1⁄4 追記 フォーラムでLOCOさんより対処法を教えていただきました。ありがとうございます。 http://kuku.neko2.net/?num=3246
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IEDiagnosticsAdapterを使ってみる

Microsoft/IEDiagnosticsAdapterで公開されているIEDiagnosticsAdapterを使用してみたメモです。installingに従えば、特にエラーもなく動かすことができました。下は、その手順です。 1.Download 32bitのとき x86、64bitのとき x64をDownloadして適当な場所に解凍します。32bit/64bitは、動いているIEのプロセスに合わせます。OSが64bitであっても、IEのエンジン部分が32bitで動いているとき、32bit側を使用します。IEのデフォルト設定なら32bitでブラウザプロセスが動くため、32bit側をDownloadすることになります。 2.解凍したファイルのIEDiagnosticsAdapter.exeを実行する 64bitの場合は注意が必要で、拡張保護モードの関係で、実行前にアクセス制御リストを変更するコマンドが必要です。”ALL APPLICATION PACKAGES”は、Windows7で存在しないため、windows7 64bitでは、IEDiagnosticsAdapterを動かすことはできないと思います(icaclsなしでWindows7の64bitを動かすとIE側がcrash)。 実行するコマンド(RXは読み出し実行の意味): icacls proxy.dll /grant “ALL APPLICATION PACKAGES”:(RX) 3.IEを起動する 2と3は順序が逆でも大丈夫でした。 4.Chromeで、localhost:9222を開く Chromeで、http://localhost:9222を開きます。開くと、IEと、IEコンポも一覧で出てきます。 5. localhost:9222の一覧から対象を選ぶ 対象を選び、エラーがなければ、IEDiagnosticsAdapter.exe側に、 が表示されます。Chrome側はdevtoolの表示になります。 使ってみた感じだと、 ・consoleは動かない。 ・要素の変更も動かない。 ・要素の中身の表示と選択要素のハイライトは動く。 ・ElementsとSourcesぐらいしか表示できない(Sourcesでsave asは動かなかった、中身は表示される)。 ・IEコンポも認識される といったところでした。 IEコンポを認識するのは、プロセスに関係なく”Internet Explorer_Server”のwindow classをすべて列挙しているからみたいです。 Microsoft/IEDiagnosticsAdapterの中身を見ると、JsRTというものを使用しています。 JavaScript - JsRT を Windows アプリに組み込む - Qiita Jsonのパーサに使えるかもしれません。
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キョリ測が動かないときがある

キョリ測という距離を測るサービスがありますが、Anciaでページを表示できないことがあります。調べると右上の広告のiframe取得で、サーバからHTTP応答204を受け取ると発生することがわかりました。 ・204応答でNavigateError 204応答を受け取ると、その後のリクエストがstopしてしまい、キョリ測のFlash表示もstopしてしまいます。204応答でリクエストがstopする現象は、なぜかIEでは発生しません。IEでは、204応答を受け取っても、その後のリクエストを続行するためです。 200応答を受け取ると、Anciaでも表示できます。IEコンポで発生する現象なのか、対応には調べる時間が必要そうです。
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IE11 DOMStorageが有効だとWebBrowser Controlが固まる(解決)

だいぶ前のversion 1.9.56(最新versionは1.9.62)で、IE11 DOMStorageが有効だとWebBrowser Controlが固まる - 不定期日記 は、原因を特定し対処を行い、固まり問題は出なくなっています。Anciaは、IE11をコンポで使用した際の固まり問題に対応している数少ないブラウザとなります。 こちらで特定した原因は、IE内部で保持するsession storage値がタブを開くたびに倍で増えていき、そのsession storage値分ループ処理が動き、これが固まりにつながります。 ie11 session(google document) storage 上は、再現動画(http://www.youtube.com/watch?v=0xACMTPPoM8)での増えていく値です。 1タブ目では1つの値が、2タブ目には2個、3タブ目には4個、4タブ目には8個、動画で固まった18タブ目には65536個となり、65536個分のループで長時間固まります。タブを開くごとに遅くなるという現象も、session storage値が倍で増え、その分ループ時間が増えるため、と説明できます。 恐らく、IEはマルチプロセスの関係で、新規タブプロセスにsession storageを引き継ぐ必要があり、開き元タブのsession storageを新規タブ側に渡しているのではと考えています。渡す先にsession storageが無ければ問題ないですが、もし、マルチスレッドやシングルスレッドで、すでにsession storageが存在する場合、開き元から引き継がれると、倍に増えることに、と内部動作を予想しています。 session storageの調べ方は、残念ながら非公開です。
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IE11 DOMStorageが有効だとWebBrowser Controlが固まる

Internet Explorer 11でのJavascript問題 - 不定期日記のIE11環境で固まる現象で、DOMStorageを無効にすれば発生しないことがわかっています。 IE11での対応が無いとどうしようもなさそうで、フィードバックを送っています。英語がちょっとおかしいかもしれませんが、日本語も書いてあるのでたぶん大丈夫です。 [IE11,WebBrowser Control] if DOMStorage enable, WebBrowser Control freeze わかってもらえるように再現動画まで撮りました。ただ残念ながら、最近のフィードバックにコメントがつくことがほとんど無く、見てもらえずに直らない可能性が出てきました。IE10のころまでは、大体のフィードバックにMicrosoftからのコメントがついていました(再現しませんでしたといわれますが)。もしかするとフィードバックのバグを再現できるユーザ数が増えると見てくれるかもしれません(下の画像部分)。 再現動画(http://www.youtube.com/watch?v=0xACMTPPoM8)のままで行えば、誰でも再現できると思います。ブラウザ以外でもWebBrowser Controlを複数作成して使用するアプリは結構ありそうで、固まり現象が出ていないのか不思議です。
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Internet Explorer 11でのJavascript問題

Windows7用Internet Explorer11がdownload可能となりました。 ダウンロード - Internet Explorer Anciaでは今のところ相性が悪いです。以前報告があるとおり、シングルスレッド・マルチスレッド・マルチプロセスいずれでもタブを10程度開くとJavascriptの動作が次第に遅くなり、そのうち固まります。どうも1ブラウザプロセスでIEコンポを多数作成するとだめなようです。 現時点での解決手段として、オプションからタブの動作をマルチプロセスにし、タブグループのチェックを外します。これでリソースを消費しますが、タブ毎に別プロセスで動作し、Javascriptの問題はとりあえず出なくなります。 タブグループのチェックを外すと、セッションがタブ毎に別々のセッションとなることに注意してください。
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