ウェブブラウザ開発ブログ
 
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2015年

高解像度 HiDPI(Per-Monitor) に対応

更新履歴 Download 1.9.109から高解像度HiDPI(Per Monitor)に対応しています。国産Tridentブラウザで、Per Monitorに対応をしているのは初ではないでしょうか。HiHPI対応で、dpiを96で使用している場合は特に表示に違いは出ません。dpiが120以上(テキストのサイズが125%など)の場合で表示に違いが出ます。 1.9.109以降では鮮明に表示されますが、1.9.108まではOSが表示を拡大するため、ページ部分など全体的にぼやけた表示になります。記事topの画像はdpiが120の場合のものです(鮮明に表示されるHiDPI対応と鮮明に表示されないの画面スクリーンショット)。 AnciaでのHiDPI対応は、Per-Monitor Awareですが、異なるdpiのMonitorにWindowを移動したとき、アイコンサイズはMonitorのdpiに応じた表示に変化するまでは対応していません。Internet Explorerも同様の動作のようです。異なるdpiのMonitorに移動したときアイコンサイズまでdpiに合わせることになると、Faviconやファイルのアイコンをサイズに従い再度取得することになるため、負荷が非常に大きいです。ツールバーのアイコンだけならそれほどの負荷もなくdpiに応じたサイズに切り替えられるでしょう。 Internet Explorerの場合だと、サイドバーのアイテムアイコンなどは、シェルのイメージリストを使用しているようなので、シェルのイメージリストがMonitor単位のサイズではなくSystem DPIに応じた固定サイズになることから、そもそもHiDPI(Per Monitor)でサイドバーアイコンサイズは切り替えられないのだと思います。 Per-Monitor Awareである新しいブラウザEdgeはその点を考慮し、IEのお気に入り(ファイルシステムやDPIによりサイズが固定になるシェルイメージリストなど)は使用せず、直にブックマークを持っているのではないでしょうか。
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IEDiagnosticsAdapterを使ってみる

Microsoft/IEDiagnosticsAdapterで公開されているIEDiagnosticsAdapterを使用してみたメモです。installingに従えば、特にエラーもなく動かすことができました。下は、その手順です。 1.Download 32bitのとき x86、64bitのとき x64をDownloadして適当な場所に解凍します。32bit/64bitは、動いているIEのプロセスに合わせます。OSが64bitであっても、IEのエンジン部分が32bitで動いているとき、32bit側を使用します。IEのデフォルト設定なら32bitでブラウザプロセスが動くため、32bit側をDownloadすることになります。 2.解凍したファイルのIEDiagnosticsAdapter.exeを実行する 64bitの場合は注意が必要で、拡張保護モードの関係で、実行前にアクセス制御リストを変更するコマンドが必要です。”ALL APPLICATION PACKAGES”は、Windows7で存在しないため、windows7 64bitでは、IEDiagnosticsAdapterを動かすことはできないと思います(icaclsなしでWindows7の64bitを動かすとIE側がcrash)。 実行するコマンド(RXは読み出し実行の意味): icacls proxy.dll /grant “ALL APPLICATION PACKAGES”:(RX) 3.IEを起動する 2と3は順序が逆でも大丈夫でした。 4.Chromeで、localhost:9222を開く Chromeで、http://localhost:9222を開きます。開くと、IEと、IEコンポも一覧で出てきます。 5. localhost:9222の一覧から対象を選ぶ 対象を選び、エラーがなければ、IEDiagnosticsAdapter.exe側に、 が表示されます。Chrome側はdevtoolの表示になります。 使ってみた感じだと、 ・consoleは動かない。 ・要素の変更も動かない。 ・要素の中身の表示と選択要素のハイライトは動く。 ・ElementsとSourcesぐらいしか表示できない(Sourcesでsave asは動かなかった、中身は表示される)。 ・IEコンポも認識される といったところでした。 IEコンポを認識するのは、プロセスに関係なく”Internet Explorer_Server”のwindow classをすべて列挙しているからみたいです。 Microsoft/IEDiagnosticsAdapterの中身を見ると、JsRTというものを使用しています。 JavaScript - JsRT を Windows アプリに組み込む - Qiita Jsonのパーサに使えるかもしれません。
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ハイライト、インライン検索で最新の状態に更新

更新履歴 Download 1.9.101で、ハイライト・インライン検索を最新の状態に更新可能にしています。Twitter検索など、自動でコンテンツが追加されていくページなどは、アプリでハイライトを更新するのが残念ながら難しいです。最新に更新するボタンで、コンテンツが更新されても、ハイライト・インライン検索を行うことができます。ハイライト・インライン検索の最新の状態に更新では、キーワードの選択状態も維持します。 1.9.101ではハイライトが行われないページ対策でタイミングの調整も行っていますが、まだgoogle検索3ページ目などでハイライトが行われない場合があり、また調整予定です。
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新機能: FullWindow表示ボタン

更新履歴 Download 1.9.99で前から追加したかった、フレーム上でフルウインドウ表示を可能にするボタン表示に対応しています。ただし、現状では試験機能(testFeature)がonで、さらにDWM表示が有効のときしか表示されません。今後の予定でDWM無効でも表示可能にするかもしれません。 フルウインドウ表示自体はすでに備わっている機能ですが、フルウインドウ表示は、 ■ 複数起動やタブの切り離しと相性がよい(動画だけ見たいときは、切り離し後フルウインドウ表示にすることで邪魔なツールバー・タブを非表示にできる) ■ 多量にタブを開いていても・ツールバーが多量にあっても、非表示にすることで、今開いているページに集中できる ■ 多量にタブを開いていても・ツールバーが多量にあっても、現ページのみの表示にすることで、簡易的なボスが来た機能に使える のような利点があります。 今後の更新で、任意のボタンを追加できるようにする予定です。現状でもresource/frame_toolbar.jsonをsetting/customize配下に配置し、直接ファイルを変更することでボタン追加できますが自己責任となります。
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windows8.1環境でメニュー動作がおかしいの回避方法

更新履歴 Download ver1.9.95で、windows8.1環境でtouch対応を行っています。その対応の関係で、touch操作ではブラウザメニュー操作が行えるんですが、マウスだとメニュー項目を選択できない不具合が出ています。この不具合は、次回対応予定です。 不具合は、オプション設定全般「ブラウザで旧メニューを使用する - legacyMenu」チェックonで回避できます。windows8.1環境の場合、対応までlagacyMenuチェックonで回避をお願いします。 2015/2/2追記 1.9.96でメニュー動作がおかしい問題に対応しています。 更新履歴 Download
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