Ancia0.3.8で、マウスジェスチャの代わりの機能として、Rアクション機能が使用できます。RアクションのRはrightの略です。マウスジェスチャのように右ボタンを押しながら、マウスを動かすと、任意の動作を行なえます。

Anciaでのマウスジェスチャは、他のブラウザと違い、まず、右ボタンを押しながらマウスを上、または、下、または、左、または、右へ動かすと、ボタンが表示されます(上の画像は、下へ動かしたとき)。表示されたボタン上で、右ボタンを離すことで、ボタンの処理が実行されます。ボタン表示は、ESCキー、左ボタンを押すと非表示となります。視覚的にボタンが表示される分、ステータスバーにコマンド表示されるのに比べ、操作しやすく、誤動作も少ないはずです。

下の画像は、それぞれ、上に動かしたとき、左に動かしたとき、右に動かしたときのボタンです。
上に動かしたときraction_top.png
左に動かしたときraction_left.png
右に動かしたときraction_right.png

左右のとき、ボタンは縦表示となり、マウスを動かす距離が少ないようにしています。

現仕様では、ボタンは、ドロップアクションと同じく、スクリプトで書く必要があります。また、ドロップアクションでは、階層構造と出来ますが、Rアクションは、階層構造に対応していません。ボタンの数に制限は設けていません。表示しきれない場合は、Pagerコントロールにより非表示のボタンを表示できます。

一番上へのスクロール、下へのスクロールで、doScroll Methodを使ってるんですが、なぜかドキュメントに書いていない、”top”と”bottom”を指定すると、上と下にスクロールできました。leftやrightがあるので、記述漏れかもしれません。