ウェブブラウザ開発ブログ
 
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Internet

新しいメニュー動作

更新履歴 download 1.3.19でブラウザのメニュー動作を新しくしています。たとえばリンクのメニューだと、「開く」はOfficeのように「開く」が選択できるサブメニューになっています。サブメニューから違うブラウザで開くことができます。「新しいタブで開く」のサブメニューだと、アクティブか非アクティブかタブグループで開くか選択できます。 テキストの選択だとハイライトやインライン検索、さらにGoogle検索や検索エンジン一覧からの選択が可能です。 imageのメニューだとGoogle画像検索も行えます。 新しいメニューの動作は規定ではoffで、オプション設定の「試験機能を使用する - testFeature」をonにしアプリの再起動が必要です。 メニューの内容は、resource/menu_trident.jsonをsetting/customizeにコピーし、setting/customize/menu_trident.jsonを編集することで変更できます。残念ながら変更UIはまだ用意されていません。
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SleipnirのIE10表示問題

SleipnirのIE10環境での動作で、documentModeである挙動が見つかりました。 ・SleipnirはページのX-UA-Compatibleを無視し、強制的にIE10モードで表示する 検証ページ:Conditional Comments (X-UA-CompatibleにIE=9を指定) 環境は、Win7 64bit IE10、Sleipnirの最新versionです。下がSleipnirの表示です。IE10モードで表示しているため、About conditional comments (Internet Explorer)が動作していません。これはdocumentModeが10での挙動です。ほかにもIE10で変わった挙動は、HTML5 Parsing in IE10 - IEBlog - Site Home - MSDN Blogsに詳しく書いてあります。 Anciaでは、IEと同じ挙動になります。 Sleipnirでページソースを見ると、ヘッダのX-UA-Compatible部分を消している動作のようです。
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互換表示対応

更新履歴 download 1.9.34でIE独自でのみ可能と思われた互換表示設定に対応できました。互換表示設定は、IE7,8,9,10,11から選択できます。互換表示設定はdomain単位で保存します。 ボタンに出る数字はページのdocumentModeです。メニューのチェックは現在の互換表示設定になります。下はgoogleでIE7表示を選んだ場合です。 ページの動作がおかしい場合は、IE7互換表示で改善する場合があります。改善する例としてNHKラジオニュースがあります。IE10だと再生が多重に動きますが、IE7表示で正常に再生できるようになります。 互換表示を設定しても、ページにX-UA-Compatibleがある場合は、そちらが優先されます(IEと同じ動作)。MSDNだと互換表示を設定してもresponseヘッダにX-UA-Compatible: IE=edgeがあるため、常に最新のレンダリングとなります。この場合だとrequestは互換表示設定のユーザエージェント(下だとIE7)で行われます。 リクエストを見るにはFiddler - The Free Web Debugging Proxy by Telerikが使いやすいです。 戻る進むボタンがフラットなのは次回更新予定の内容です。
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msn関係・楽天で固まる問題の対応

更新履歴 download 1.9.32で、ie10環境においてmsn、楽天のページを開くと固まる問題を修正しています。修正には2つの問題に対応しています。固まる原因はmsnと楽天で同じ(document.closeで固まる)ですが、状況は微妙に違います。 問題1) IEとIEコンポでnavigator.appVersionの返す値が違う IEとIEコンポでnavigator.appVersionの返す値が異なっています。この違いのため、msnのスクリプトでIEの場合はdocument.close()呼び出しが行われず、IEコンポの場合はdocument.close()呼び出しが行われます(ここでIEコンポは固まる)。1.9.32ではnavigator.appVersionの値がIEと同じ挙動となるよう対応しています。 ・IE10(documentModeは7でappVerはIE7) ・Ancia 1.9.31(documentModeは7でappVerはIE10) ・Ancia 1.9.32(documentModeは7でappVerはIE7) 問題2)楽天のページがIEコンポではquirks modeとなるが、IEではならない 楽天のページでdocument.close()の呼び出しで固まるのは同じですが、msnとは状況が異なります。楽天ではdocumentModeの値がIEとIEコンポで異なっています。msnはdocumentModeがIE,IEコンポともに7ですが、楽天ではIEが10(documentModeが10でもcompatMode はBackCompat)、IEコンポでは5(compatMode はBackCompat)です。 IE10からのInteroperable HTML5 Quirks Modeが関係し、1.9.32ではこれもIEと同じ挙動となるよう対応しています。 ・IE10 ・Ancia 1.9.31 ・Ancia 1.9.32
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ExplorerBarPlus 1.4.7

更新内容  ダウンロード ExplorerBarPlusのVersion1.4.7を出しています。SimpleFavPanelでProxy設定を可能にしています。Proxy設定は各SimpleFavPanel毎に可能です。「次のアドレスにはプロキシを使用しない」には、セミコロン区切りで複数指定できます。 あと気付かれない更新としてアイテムの追加でURLをFeedURLにコピーできるようにしています(▼ボタン)。ChromeBookmarkが正しく読み込めないバグも修正しています。
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IE9メモリ問題とIE9環境でのマルチプロセス推奨について

更新履歴 download 1.2.3を出しています。正式版はもう少し後になりそうです。IE9のメモリ問題について書きます。 IE9のメモリ問題で、Flashで!が出るという現象、これがIE9で出るかを調べてみました。 関連ツイート1:http://twitter.com/#!/kurimoto_y/status/111826171842396161 関連ツイート2:http://twitter.com/#!/kurimoto_y/status/111827188340375552 結果、IE9でも出ます。 ● 出し方のコツ IE9はメモリ使用量が700Mを超えると、新規タブで新規プロセスを作る動作のようです。 タスクマネージャでIEプロセスのメモリ700Mを超えたあたりで、新規タブを開かず、Flashが多く貼っているページ、例えばYoutube埋め込みをどんどん再生していけば1Gを超えたぐらいで!が出ると思います。 IE9で出るということは、現状IE9でも直せない問題だと判断して、アプリで対応するのは難しいと思います。またIE9が700Mあたりで新規プロセスを作成するあたりが、Tridentで1プロセスで使用できるメモリに限界があるように見えます(このあたりでもうIEコンポーネントはマルチプロセス前提になっているかもしれません)。 上のことから、IE9環境では、シングルスレッド/マルチスレッドではなく、Anciaをマルチプロセスで使用することを推奨します。マルチプロセスで、シングルスレッド/マルチスレッドとの動作の違いは、セッションが継続する/しないかになります。マルチプロセスでも、同じタブグループ内ならセッションは継続します。 ただ、Anciaのマルチプロセスでのセッション継続は、タブグループが1つのプロセスであり、タブグループの各タブをそのプロセス内のスレッドで動かしているだけです。そのため、タブグループ内のタブ数が多くなり、長時間使用しプロセスのメモリサイズが多くなるとFlashの!問題は出やすくなります。それでもシングルスレッド/マルチスレッドに比べると、発生頻度は低くなります。 自分は、マルチプロセスで使用しています。
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BHOとタブグループ機能

更新履歴 download Ver1.0.0からBHOとタブグループ機能を追加しています。 マルチプロセスでは、同じタブグループの中では、セッションが継続できます(別のタブ、タブグループとセッションは共有しない)。マルチプロセスでのセッション共有は難しいので、タブグループ内ではセッションが継続できるという対応にしています。タブグループ対応でタブスキンのデザインかなり変えています。ホイールクリックか、ナビゲートロックで新規タブを開くと同じタブグループで開きます。 BHOは、たとえば、Orbit Downloaderというのがありますが、こういうのが動作します(もともとBHOはIE用なので全て動作するわけではありません)。 上は、http://www.orbitdownloader.com/jp/Use-as-YouTube-Downloader.htm で試したもので、動いていることが分かります。 Ver1.1.0で正式版を出す予定でしたが、タブグループをつけたばかりで1.1.5か1.2.0が、そのあたりになると思います。
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WebKitエンジン Ancia Chrome

Ancia Chromeについて  ダウンロード Ancia Chromeとは、Anciaを元に描画エンジンをWebKitにしたタブブラウザです。 組み込んでみただけで、 ・Tが入力できなかったり、ページでのキー入力が全体的におかしい ・日本語入力がへん ・エンコード指定ができない、言語がja-JPじゃない(設定してるんですが効いていない) ・アドレスバー、検索バー等、シングルスレッドでキー入力ができないものがある ・cookieが保存されない ・最新のWebKitじゃない(Chrome7相当) など問題があり、ページを表示するぐらいしか今のところ使い道がありません。サイドバーは表示できます。マルチプロセスには対応してます。 マウスジェスチャやドロップアクションまでは動作するように何とかしたいんですが、時間を見て更新予定です。 ダウンロードの圧縮形式7zipは、7-Zipで解凍できます。
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AnciaでAutoPagerizeを使用する

更新履歴 download Ancia0.9.32が出ていますが、0.9.31からURLアクションが利用可能になっています。このURLActionでAutoPagerizeを動作させることが可能です。AutoPagerizeは、ブックマークレット xAutoPagerize を利用させてもらっています。大変便利な機能ありがとうございます。 ● AutoPagerizeの利用の仕方 1, xAutoPagerizeForAncia.js をダウンロードする xAutoPagerizeForAncia.jsをダウンロードし、Anciaのscriptフォルダに保存します。 xAutoPagerizeForAncia.jsの内容は、ブックマークレットの内容と変わっていません。複雑でないブックマークレットなら、そのままURLActionに使用できます。 2, オプション設定でURLActionの設定を行う オプション設定のURLActionの「読み込み後のアクション一覧」にURLパターン「*」、動作に「スクリプト:xAutoPagerizeForAncia.js」としてアクションを追加します(下は追加後の画像です)。 「適用」を押すと、追加したアクションが反映されます。 3, AutoPagerizeを動作させてみる Google検索での動作が分かりやすいと思います。ドロップアクションで、適当な語句をGoogle検索に渡します。 検索結果のページで、赤い部分に緑の四角が出ていればAutoPagerizeが動作しています。 あとは、ページの下へスクロールすれば、AutoPagerizeの動作が体感できるはずです。 注:IE9だと、AutoPagerizeで追加されたページにもハイライトが反映されるんですが、IE8だとうまく動いていません。これは対応可能なら対応します。IEのバージョンやページによっては、AutoPagerizeが動かないページがあるようです。 ドロップアクションで手軽に検索し、検索語句がハイライトされ、さらに検索結果のページにURLActionでAutoPagerizeが動いて、AutoPagerizeで追加ページにハイライトが反映されるといった、なんか連携した動きになってます。
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MSDNライブラリでサジェストが可能に

MSDNライブラリで、候補を取得できるURLが分かり、 開発系の検索エンジン追加 のMSDNオープンサーチのXMLファイル更新しています。追加で上書きすれば、更新されます。たぶん検索候補に対応したIEでも使えるはずです。 検索候補URLは、 http://services.social.microsoft.com/search//Data/AutoCompleteTerms?t={searchTerms}&b=Msdn&l=en-US&m=20&rf=oss10 で、最後のoss10をxml等にすれば別の形式が返ってきます。
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